コンクリート用語集

杉俣コンクリート工業株式会社

076-275-3981

コンクリート用語集

カ行

外部振動機(ガイブシンドウキ)
フレッシュコンクリートを締め固めるために建築用装置(例えば,型枠の壁面)の外側の部分に取り付けるもの
化学混和剤(カガクコンワザイ)
主として,その界面活性作用によって,コンクリートの諸性質を改善するために用いる混和剤。
型枠(カタワク)
打ち込まれたコンクリートを所定の形状及び寸法に保ち,コンクリートが適切な強度に達するまで支持する仮設物。
活性度指数(混和材の)(カッセイドシスウ(コンワザイノ))
普通ポルトランドセメントを用いて作製した基準とするモルタルの圧縮強度に対する,混和材と普通ポルトランドセメントとを用いて作製した試験モルタルの圧縮強度の比を百分率で表した値。
割裂引張強度(カツレツヒッパリキョウド)
円柱供試体を横にして直径方向に線載荷し,コンクリートが割裂破壊したときの荷重から,弾性理論によって計算された引張応力度の値。
かぶり(鋼材の),かぶり厚さ(鋼材の)("カブリ(コウザイノ),カブリアツサ(コウザイノ)")
鋼材,シースなどの表面とそれらを覆うコンクリートの外側表面までの最短距離。
含水率(骨材の)(ガンスイリツ(コツザイノ))
骨材の内部の空隙に含まれる水と表面水の全量との,絶対乾燥状態の骨材質量に対する百分率。
乾燥収縮(カンソウシュウシュク)
硬化したコンクリート又はモルタルが乾燥によって収縮する現象。
偽凝結(ギギョウケツ)
セメントに水を加え練り混ぜているとき又は練混ぜを終えて間もない時期に,正常な水和反応によらないで,一時的にこわばり又は凝結したような状態を示す現象。
気泡コンクリート(キホウコンクリート)
モルタル又は最大寸法の小さな粗骨材を用いたコンクリートに,多量の気泡を含ませることによって,単位容積質量又は密度を小さくしたコンクリート。
キャッピング(キャッピング)
供試体に均等な荷重がかかるよう,セメントペーストなど適切な材料を用いて載荷面を平滑に仕上げること。
急結剤(キュウケツザイ)
"コンクリートの凝結時間を著しく短くし,早期強度を増進す るために,主として吹付けコンクリートに用いる混和剤。"
吸水率(骨材の)(キュウスイリツ(コツザイノ))
表面乾燥飽水状態の骨材に含まれている全水量の,絶対乾燥状態の骨材質量に対する百分率。
凝結(コンクリートの)(ギョウケツ(コンクリートノ))
コンクリートを練り混ぜてから,時間の経過に伴って流動性を失い,次第に硬くなる現象。
凝結(セメントの)(ギョウケツ(セメントノ))
セメントに水を加えて練り混ぜてから,ある時間を経た後,水和反応によって流動性を失い,次第に硬くなる現象。
凝結遅延剤(ギョウケツチエンザイ)
セメントの水和反応を遅らせ,凝結に要する時間を長くするために用いる混和剤。
供試体(キョウシタイ)
各種試験を行うために所定の形状・寸法になるように作製したコンクリート,モルタルなどの成形品。
強制練りミキサ(キョウセイネリミキサ)
羽を動力で回転させ,コンクリート材料を強制的に練り混ぜ,コンクリートを製造する方式のミキサ。水平 1 軸形,水平 2 軸形,パン形などの種類がある
強熱減量(キョウネツゲンリョウ)
試料をある一定の温度で強熱した場合の質量の減少量。セメントの場合は風化の程度を,フライアッシュの場合は未燃炭素量を,人工軽量骨材の場合は焼成の完全さを確かめる指標となる。
空気量(クウキリョウ)
コンクリート中のセメントペースト又はモルタル部分に含まれる空気泡の容積の,コンクリート全容積に対する百分率。
グラウティング(グラウティング)
グラウトを注入又は充填する作業。
グラウト(グラウト)
"空隙,目地,ひび割れなどの細かい隙間を充填するために, 注入用材料として用いるセメントペースト又はモルタル。"
クリープ(クリープ)
応力を作用させた状態において,弾性ひずみ及び乾燥収縮ひずみを除いたひずみが時間とともに増大していく現象。
軽量骨材(ケイリョウコツザイ)
コンクリートの質量の軽減,断熱などの目的で用いる普通の岩石よりも密度の小さい骨材。天然軽量骨材,人工軽量骨材,副産軽量骨材がある。
軽量コンクリート(ケイリョウコンクリート)
骨材の全部又は一部に人工軽量骨材を用いて,単位容積質量又は密度を普通コンクリートよりも小さくしたコンクリート
化粧目地(ケショウメジ)
表面を意匠的に仕上げた目地。
結合材(ケツゴウザイ)
水と反応し,コンクリートの強度発現に寄与する物質を生成するものの総称で,セメント,高炉スラグ微粉末,フライアッシュなどを含めたもの。
減水剤(ゲンスイザイ)
所要のスランプを得るのに必要な単位水量を減少させるために用いる混和剤。
現場配合,現場調合(ゲンバハイゴウ,ゲンバチョウゴウ)
示方配合(計画調合)のコンクリートが得られるように,現場における材料の状態及び計量方法に応じて定めた配合。
高温高圧蒸気養生,オートクレーブ養生(コウオンコウアツジョウキヨウジョウ,オートクレーブヨウジョウ)
高温・高圧の蒸気がま(オートクレーブ)の中で,常圧より高い圧力下で高温の水蒸気を用いて行う蒸気養生。
硬化(コウカ)
セメントが凝結した後,時間の経過に伴って硬さ及び強さが増進する現象。
硬化促進剤(コウカソクシンザイ)
セメントの水和を早め,初期材齢の強度発現を大きくするために用いる混和剤。
高性能 AE 減水剤(コウセイノウAEゲンスイザイ)
空気連行性能をもち,AE 減水剤よりも高い減水性能及び良好なスランプ保持性能をもつ混和剤
高性能減水剤(コウセイノウゲンスイザイ)
スランプを一定とした条件で単位水量を大幅に減少させるか,又は単位水量を一定とした条件でスランプを大幅に増加させる混和剤。
高流動コンクリート(コウリュウドウコンクリート)
材料分離抵抗性を損なうことなく,流動性を著しく高めたコンクリート。
高炉スラグ骨材(コウロスラグコツザイ)
溶鉱炉で銑鉄と同時に生成する溶融スラグを,冷却し粒度調整した骨材。細骨材及び粗骨材がある。
高炉スラグ微粉末(コウロスラグビフンマツ)
溶鉱炉でせん(銑)鉄と同時に生成する溶融状態の高炉スラグを水によって急冷し,これを乾燥・粉砕したもの,又はこれにせっこうを添加したもの。
高炉セメント(コウロセメント)
混合材として,高炉スラグ微粉末を用いた混合セメント。
コールドジョイント(コールッドジョイント)
先に打ち込んだコンクリートと後から打ち込んだコンクリートとの間が,完全に一体化していない継目。
骨材(コツザイ)
モルタル又はコンクリートをつくるために,セメント及び水と練り混ぜる砂,砂利,砕砂,砕石,スラグ骨材,その他これらに類似の材料。
コンクリート(コンクリート)
セメント,水,細骨材,粗骨材及び必要に応じて加える混和材料を構成材料とし,これらを練り混ぜその他の方法によって混合したもの,又は硬化させたもの。
コンクリートプレーサ(コンクリートプレーサ)
フレッシュコンクリートを圧縮空気によって送り出し,輸送管を通して連続的に運搬する装置。
コンクリートポンプ(コンクリートポンプ)
フレッシュコンクリートを機械的に押し出し,輸送管を通して連続的に運搬する装置。
混合セメント(コンゴウセメント)
ポルトランドセメントに,高炉スラグ微粉末,シリカ質混合材,フライアッシュなどの混合材をあらかじめ混合したセメント。
コンシステンシー(コンシステンシー)
フレッシュコンクリート,フレッシュモルタル及びフレッシュペーストの変形又は流動に対する抵抗性。
混和材(コンワザイ)
混和材料の中で,使用量が比較的多く,それ自体の容積がコンクリートなどの練上がり容積に算入されるもの。
混和剤(コンワザイ)
混和材料の中で,使用量が少なく,それ自体の容積がコンクリートなどの練上がり容積に算入されないもの。
混和材料(コンワザイリョウ)
セメント,水及び骨材以外の材料で,コンクリートなどに特別の性質を与えるために,打込みを行う前までに必要に応じて加える材料。
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