コンクリート用語集

杉俣コンクリート工業株式会社

076-275-3981

コンクリート用語集

サ行

細骨材(サイコツザイ)
10 mm 網ふるいを全部通り,5 mm 網ふるいを質量で 85 %以上通る骨材。
細骨材率(サイコツザイリツ)
コンクリート中の全骨材量に対する細骨材量の絶対容積比を百分率で表した値。
砕砂(サイサ)
工場で岩石を破砕して製造するコンクリート用の細骨材。
再生骨材(サイセイコツザイ)
解体したコンクリート塊などを破砕などの処理を行うことによって製造したコンクリート用の骨材。再生骨材 H,再生骨材 M,再生骨材 Lに分類し,それぞれに細骨材及び粗骨材がある。
再生骨材コンクリート(サイセイコツザイコンクリート)
骨材の全部又は一部に再生骨材を用いたコンクリート。
砕石(サイセキ)
工場で岩石を破砕して製造するコンクリート用の粗骨材
最大寸法(粗骨材の)(サイダイスンポウ(ソコツザイノ))
質量で骨材の 90 %以上が通るふるいのうち,最小寸法のふるいの呼び寸法で示される粗骨材の寸法。
再乳化形粉末樹脂(サイニュウカケイフンマツジュシ)
ゴムラテックス又は樹脂エマルションに安定剤などを加えたものを乾燥して得られる微粉末の材料。
材料分離(ザイリョウブンリ)
運搬中,打込み又は打込み後において,フレッシュコンクリートの構成材料の分布が不均一になる現象。
支圧強度(シアツキョウド)
部分的に圧縮荷重を受けたとき耐えられる最大圧縮荷重を荷重作用面積で除した値。
自己収縮(ジコシュウシュク)
セメントの水和反応の進行によって,コンクリート,モルタル及びペーストの体積が減少し,収縮する現象。
湿潤養生(シツジュンヨウジョウ)
コンクリート湿潤状態に保つ養生。
実積率(骨材の)(ジッセキリツ(コツザイノ))
容器に満たした骨材の絶対容積の,その容器の容積に対する百分率。
示方配合,計画調合(シホウハイゴウ,ケイカクチョウゴウ)
所定の品質のコンクリートが得られるような配合(調合)で,仕様書又は責任技術者によって指示されたもの。コンクリートの練上り1m3の材料使用量で表す。
支保工(シホコウ)
型枠の一部で,せき板を所定の位置に固定するための仮設構造物。
締固め(シメカタメ)
打ち込んだフレッシュコンクリートを振動させたり,たたいたり,突いたりして空隙を少なくし,密実にする行為。
砂利(ジャリ)
自然作用によって岩石からできた粗骨材。
収縮目地(シュウシュクメジ)
面積の大きいコンクリートの版・壁などに,収縮による不規則なひび割れが発生することを防止する目的で,溝切り又は突合せによってあらかじめ設けられる目地。
シュート(シュート)
フレッシュコンクリートを高所から低所に流し送るためのとい(樋)状又は管状の用具。
重量骨材(ジュウリョウコツザイ)
遮へい用コンクリートなどに用いられる,普通の岩石よりも密度の大きい骨材。
重量コンクリート(ジュウリョウコンクリート)
骨材の全部又は一部に重量骨材を用いて,単位容積質量又は密度を普通コンクリートよりも大きくしたコンクリート。
重力式ミキサ(ジュウリョクシキミキサ)
内側に練混ぜ用羽の付いた混合胴の回転によってコンクリート用材料をすくいあげ,自重で落下させて練り混ぜる方式のミキサ。
常圧蒸気養生(ジョウアツジョウキヨウジョウ)
大気圧下で行う蒸気養生。
蒸気養生(ジョウキヨウジョウ)
高温度の水蒸気の中で行う促進養生。
初期凍害(ショキトウガイ)
凝結硬化の初期に受けるコンクリートの凍害。
シリカセメント(シリカセメント)
混合材として,シリカ質混合材を用いた混合セメント。
シリカフューム(シリカフューム)
金属シリコン又はフェロシリコンをアーク式電気炉で製造する際に発生する排ガスから捕集される非結晶の二酸化けい素を主成分とする球状の非常に細かい粒子。ポゾランの一種である。
人工軽量骨材(ジンコウケイリョウコツザイ)
けつ岩,フライアッシュなどを主原料として人工的につくった軽量骨材。細骨材及び粗骨材がある。
振動機(シンドウキ)
フレッシュコンクリートに振動を与えて締め固めるための機械(内部振動機と外部振動機とがある。)。
水中養生(スイチュウヨウジョウ)
コンクリートを水中に浸せきして行う養生。
水密性(スイミツセイ)
コンクリート内部への水の浸入又は透過に対する抵抗性。
水和熱(スイワネツ)
セメントの水和反応に伴って発生する熱。
ステンレス鉄筋(ステンレステッキン)
コンクリート補強に使用する熱間圧延によって製造したステンレス鋼の棒状の鋼材。異形棒鋼及びコイル状のものがある。
(スナ)
自然作用によって岩石からできた細骨材。
スペーサ(スペーサ)
鉄筋,PC 鋼材,シースなどに所定のかぶりを与えたり,その間隔を正しく保持したりするために用いる部品。
スラグ骨材(スラグコツザイ)
金属製錬などの際に発生するスラグを原材料として製造した骨材。
スランプ(スランプ)
フレッシュコンクリートの軟らかさの程度を示す指標の一つ。スランプコーンを引き上げた直後に測った頂部からの下がりで表す。
スランプフロー(スランプフロー)
フレッシュコンクリートの流動性を示す指標の一つ。スランプコーンを引き上げた後の,試料の広がりを直径で表す。
すりへり減量(粗骨材の)(スリヘリゲンリョウ(ソコツザイノ))
回転するドラム中で骨材に摩擦又は衝撃を与えた場合の所定の回転数における骨材のすりへり損失量。骨材の耐摩耗性の判定に利用され,骨材の全質量に対する比率で表される。
せき板(セキイタ)
型枠の一部で,コンクリートに直接接する木,金属,プラスチックなどの板類。
絶乾密度(骨材の)(ゼッカンミツド(コツザイノ))
骨材の絶対乾燥状態の質量を,骨材の絶対容積で除した値。
設計基準強度(セッケイキジュンキョウド)
構造計算において基準とするコンクリートの強度。
絶対乾燥状態(骨材の)(ゼッタイカンソウジョウタイ(コツザイノ))
骨材を 100-110 ℃の温度で定質量となるまで乾燥し,骨材粒の内部に含まれている自由水が取り去られた状態。絶乾状態と略称することがある。
絶対容積(骨材の)(ゼッタイヨウセキ(コツザイノ))
骨材粒の占める体積。骨材中の空隙を含み,骨材粒間の空隙は含まない。
セパレータ(セパレータ)
せき板を所定の間隔に保つために用いる主として鋼製の部品。
セメント(セメント)
水と反応して,硬化する鉱物質の微粉末。一般にはポルトランドセメント,混合セメントなどをいう。
セメントペースト(セメントペースト)
セメント,水及び必要に応じて加える混和材料を構成材料とし,これらを練り混ぜその他の方法によって混合したもの,又は硬化させたもの。
セメント水比(セメントミズヒ)
フレッシュコンクリート又はフレッシュモルタルに含まれるセメントペースト中のセメントと水との質量比。
せん断強度(センダンキョウド)
せん断面に沿った最大荷重を,せん断面の断面積で除した値。
早強ポルトランドセメント(ソウキョウポルトランドセメント)
強度の発現が,普通ポルトランドセメントより早くなるように調整されたポルトランドセメント。
促進養生(ソクシンヨウジョウ)
コンクリートの硬化又は強度発現を促進させるために行う養生。
粗骨材(ソコツザイ)
5 mm 網ふるいに質量で 85 %以上とどまる骨材。
粗粒率(骨材の)(ソリュウリツ(コツザイノ))
80 mm,40 mm,20 mm,10 mm,5 mm,2.5 mm,1.2 mm,0.6 mm,0.3 mm,及び 0.15 mm の網ふるいの一組を用いてふるい分けを行った場合,各ふるいを通らない全部の試料の百分率の和を 100 で除した値。
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